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【日本株】株価の変動幅からリスクとリターンを把握する

株価はこれから上昇するのか下降するのかそれは誰にも読めませんが、そもそも一年でどれくらい変動しているのでしょうか?日経平均株価をもとに変動幅を求めてみました。

 

 

日経平均の変動幅を計算してみた

日経平均株価を1990年から2018年までの単年の最高値と最安値から変動幅を割り出すと平均値は34%でした。つまり適当にえいやーと買った価格がその年の高値と安値の中心であった場合、リターン、リスクともに平均すると17%。うまく最安値で買えると+34%のリターンを得られます。逆に高値つかみをしてしまうとー34%の損失を被る可能性があります。

 

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kabutanよりhttps://kabutan.jp/stock/kabuka?code=0000&ashi=yar

景気拡大時と後退時の変動幅

また一年を通して株価が上昇した年に限ってみると変動幅の平均は30%でしたが、一年を通して株価が下落した年に限ってみると変動幅の平均は38%と株価が下落する年は変動幅がより大きいことが分かりました。最大変動幅はリーマンショック時で高値と安値の幅は74%でした。リセッション前に高値掴みしてしまうと恐ろしいですね。。

 

いくらで株を買うかが最も重要

日経平均の場合、1年の株価の変動幅は平均すると34%程度です。購入タイミングをうまく取れればリターンが+34%となりますが、誤るとー34%の損失となります。購入価格によって株価の変動はリスクにもリターンにもなります。配当が良いからと高値掴みをして含み損に泣くのは本末転倒です。その株価は割高なのか割安なのか、それを判断することが非常に重要です。また日経平均ではなく個別株では銘柄によって変動幅も異なるので、過去の株価から変動幅をつかみリスクとリターンを把握しておくことも重要です。

 

まとめ

・日経平均の変動幅は平均すると34%程度

・景気拡大時よりも後退時のほうが変動幅は大きい(拡大時30%、後退時38%)

・1990年以降で過去最大の変動はリーマンショック(74%変動)

・変動幅を把握すればリスクとリターンを知ることができる