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資産運用の第一歩は投資信託から

資産家はどんどん資産が増え、お金のない人はずっとお金がない。今の世の中はそんな世の中ではないでしょうか。

お金持ちは、稼ぐ力が凄いから資産が増えると思うかもしれませんが、それだけが理由ではありません。むしろ稼ぐ力が凄いだけではいくら稼いでも足りないでしょう。金融リテラシー(お金に関する知識)の有無も大きく影響しています。例え稼ぐ力が小さくても金融リテラシーを身につけることで資産を増やすことができます。

 

本日はそんな資産運用の一つ"投資信託"を紹介します。

 

 

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投資信託とは

証券会社の資産運用商品です。その商品を購入することで運用利益をもらう事ができます。運用商品も色々種類があります。例えば、"日本国の株式投資で運用する商品"、"外国の株式投資で運用する商品"などがあり、商品ごとに運用の方法が決まっています。

商品は証券会社ごとに多数ラインナップされております。

 

投資信託の商品一例

・グローバル3倍3分法ファンド

・日経225ノーロードオープン

・ひふみワールド

などなどたくさんの商品があります。商品名だけ聞いてもなんのこっちゃって感じですね。

 

但しこれらの商品は元本保証ではないと言う点に注意しなければなりません。商品の運用成績が良い時は資産が増えますが、成績が悪いときは減ります。そして商品の中にも良いものと悪いものとがあります。良い商品は長期的にみて資産が増え続けますが悪い商品は資産が減り続けます。そのため、良い商品を見極める必要があります。

 

お勧めの投資信託商品

私がお勧めする投資信託商品は下記の2つです。実際私は下記2つを毎月定額で積み立て投資をしております。

いずれもSBI証券です。

・三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

 

・三菱UFJ国際 eMAXIS Slim 先進国株式インデックスについて

日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果を目指して運用される投資信託です。投資先は下記の様になっており、大部分がアメリカとなっており、それ以外も主要先進国が投資先となっております。大部分がアメリカのため、基準価格はアメリカの経済に大きく影響を受けます。

 

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またこのeMAXISシリーズは、運用経費が業界最安値になるように設定するという商品です。他社が経費を下げればeMAXISシリーズも経費を下げるということになり、将来的にも経費の面で有利な商品となります。

 

・SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドについて

米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動することを目指して運用されています。こちらの投資先はアメリカが100%です。アメリカの主要企業500社の時価総額を指数化したものになります。そのためアメリカの景気をほぼ表現していると言っても良いでしょう。

 

なぜ米国株を中心としている投資信託なのか

投資信託で最も長期運用に向いている商品だと感じているのは先に紹介した米国株を中心に投資している商品です。それは次に示すS&P500という米国主要企業500社の時価総額指数の推移が理由です。過去40年に渡って時折の下落はありますが、その後回復し結局は右肩上がりに推移していることが見てとれます。ちなみに2000年はITバブル、2009年はリーマンショックがあり大きく下落しています。

 

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次に日本の代表的な指数であるTOPIXの過去70年分を示します。日本のバブルまでは右肩上がりですがその後は停滞していることが見てとれます。そしてS&P500と同じ様に時折大きな下落が見られ、その後回復しているのが見えますが、上値を抜けることが出来ていません。

こういったことから長期的に運用するのであれば日本の株式よりも外国の株、特に米国を中心とした運用が有利であることが言えます。

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米国株はなぜ継続的な成長を遂げることができているのでしょうか。それは米国には世界的に大きなシェアを持っておりブランド力の強い企業が多いということです。例えばコカ・コーラです。世界中どこに行ってもコカ・コーラは置いてあり、コカ・コーラを飲んだことが無いという人は殆ど居ないでしょう。世界の人口は増え続けており、それに伴ってコカ・コーラの売上は成長を続けていきます。そういった世界に対して強い影響力を持った企業が多数あり、寡占的なビジネスを展開しています。(例 コカ・コーラ、P&G、フィリップモリス、ジョンソン&ジョンソン、マイクロソフト、Google)

 

投資信託の商品を選ぶ際に見るべきポイント

運用経費

投資信託は運用に経費がかかります。これが極力安いものを選ばなければなりません。運用成績はどんなに良いときでも年率15%程度の利益、悪い時で年率30%超の損失が発生します。例えば年に10%の運用成績が得られたとしても、経費で数%が引かれてしまうと利益が無くなります。経費は商品や取り扱い会社などによって大きく異なりますのであらかじめ確認しましょう。

 

分配金の有無

投資信託の中には定期的に分配金をくれるものがあります。定期的にお金が貰えてラッキーと思うかもしれませんが、お金の支払元は運用されている資産です。つまり運用する原資が減るのです。運用利益は原資×運用成績で算出されますので原資が減ると運用利益も減ります。そういったことから、原資を分配金として支払うほど、運用益を出すことが難しくなっていくのです。特に定期的に分配金が出る商品は避けるべきです。

 

純資産総額

投資信託には繰上償還という仕組みがあります。運用期間が決まっている投資信託が運用期間前に運用を止め強制的に解約になることを意味します。長期運用を目的にしていたのに短期で解約になり、赤字で終わってしまったなんてことがあり得ます。また運用期間が決まっていない投信信託でも同様に繰上償還があります。これらは運用がうまくいかなかったり、顧客からの解約が増えて純資産総額が減少することで、運用益を出すことが難しくなったときに発生します。

そのため、純資産総額が繰上償還条件に対して十分かどうか確認する必要があります。

繰上償還になる条件については運用目論見書に記載されていますので、確認しましょう。

 

 

資産運用がはじめての方にお勧めの投資信託運用方法

投資信託の運用方法

資産運用をはじめて行う場合は前記、S&P500インデックスファンドや先進国株式インデックスの様なアメリカを中心とした投資信託商品を毎月定額購入するのが良いと思います。

例えば現在は毎月5万円を現金で貯金していたとすると、そのうちの1万円程度を投資信託として積み立てて運用していくのです。そうすると、5年後、10年後には単純に貯金しているよりも大きく額が増えていることに気付けます。

 

資産運用のリスクとリターン

資産運用はリスクを負ってリターンを得るのが原則です。元本保証ではないので資産が目減りするときもあります。しかし米国株の様な継続的に成長を続ける市場にて、長期間運用をおこなうことで、配当の積み上げや右肩上がりの経済成長の恩恵を受け、リスクを低く抑えることができます。(為替リスクはこれとは個別に存在します)

 

長期運用で守るべきルール

(1) 余剰資金で行わなければならない。

運用でお金を増やすには時間がかかります。投資信託はリスクがありますが、このリスクは時間をかけることで減らすことができます。そのため運用は少なくとも数年単位で行う必要があり、急にお金が必要になってもこの運用資金を引き出すことができません。(運用資金を急に引き下ろす場合、その投資信託が赤字であればその損失を確定させて引き下ろすことになります。)

そのため、当分使う予定の無いお金でやるべきです。少なくとも5年程度は運用期間をみておく必要があります。

 

(2) 市場の暴落に怖気付いてはいけない。

リーマンショックの様な大暴落は定期的にかならず訪れます。そんなとき自分の持っている投資信託も損失を被るでしょう。しかしそんな時でもいずれ株価が回復することを信じて積み立てを続けなければなりません。積み立てを続けることで景気回復時に大きなリターンを得ることができます。大暴落は株のバーゲンセールと考えるのです。 

 

(3) 継続的に資金を投入しなければならない。

(2) でも述べましたが定期的に積み立てを続ける必要があります。それは投資信託や株など価格が変動するものは"買い時"を見極めることが非常に難しいからです。もっと下がると思って待ってたら上がってしまって結局高値掴みをしてしまうことがよくあります。そのため、毎月1万円などの様に定額で長期間の積み立てを行うことで商品の取得価格を平均化する方法が初心者には無難なのです。

 

お勧めの証券会社

 お勧めはSBI証券と楽天証券になります。どちらもネット証券のため手数料が安く、取引に関する全てをオンライン上で実施できるため便利です。また取引手数料を下げる動きなど、業界のトレンドにも素早く対応しております。 

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投資の判断は自己責任にてお願い致します。また各データは、誤りがある場合もありますので信頼できるソースにてご確認をお願い致します。

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