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新規就農フェアに行ってきました【体験談】

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就農フェアに行ってきました。就農フェアとは、就農支援団体が開催している就農応援のための展示会です。全国には就農を支援する団体が沢山あります。(地方自治体の機関だったり、NPO法人など)  そういった方々が、支援内容をPRして地方での就農を後押しするのが目的です。新宿で開かれていた就農フェアに行ってきました。

 

 

就農フェアの内容

セミナー

新規就農した方の体験談や、NPO法人の方が世の中の動向や就農のポイントを話してくれたりします。

実際に新機就農した方の生の声を聞けるチャンスです。質問コーナーもあるのでざっくばらんに聞けます。

また若い新機就農者もいらっしゃったので、若い人でも出来るんだと思いました。

NPO法人の方は、地方の農業人口や平均年齢、年収などの統計データをもって世の中の動向を説明してくれました。就農者の高齢化が進んでいるとは聞いていましたが、実際にデータを見せてもらうととてもインパクトがありました。

 

農業体験

本当に簡単な農作業を体験させてくれます。土に触れたり、寄せ植えしたりといった感じです。全くの素人の方が参加しても大丈夫です。寄せ植えしたものがもらえたのが嬉しかったです。この日はハーブの寄せ植え体験でローズマリーを植えました。

 

各支援団体のブース

全国には色んな支援団体があります。特に地方ではこれからの担い手不足が深刻な問題となっており、かなり多くの団体がPRに訪れていました。団体の方の意気込みも強く、辺りをフラフラしているだけで、呼び込みに合いました。

 

参加した感想

参加者は多く、未経験者も気軽に参加している

就農なんてそこまで流行っていないと思っていましたが、老若男女問わず多くの方が参加していました。特にセミナーは満席が多かったです。そして当日アンケートがあって、参加者の方が経験、未経験かどうかを問うていたのですが、全く経験したことも無いという方が大多数でした。気軽に参加して良いんだという安心感がありました。

 

地方は後継者問題に直面している

JAや農業団体、地方自治体が参加しており何処の自治体も呼び込みが凄かったです。後継や放置耕作地の問題があり移住者を強く求めており、補助金の制度なども教えてくれました。夫婦で移住すると補助金アップするところもありました。若者や働き手の減少は自治体にとって死活問題のようでかなりの熱気を感じました。

 

就農への課題

農地の確保

新規で農地を得るのは簡単にはいかないようです。理由は地主さんとの信頼関係です。ひょっこり現れた人間が、地主さんの持っている先祖代々の土地を買うことは難しいようです。大抵、貸借になるそうですが、それでも条件は厳しいようです。

 

初期投資費用

就農も初期投資が掛かります。特に施設栽培ではビニールハウスを建てたりしなければならず高額の費用が掛かります。また初年度は収入がないので貯金で生活する必要があります。

 

育成技術

野菜や果実を育てるのに技術がいります。美味しく沢山作るのには技術が必要です。また見た目も大事で売れるためには(JAが買い取ってくれるためには)、味がよければ良いという訳ではないんですね。それらの知識や経験を習得するのは、それなりの時間がかかります。机上の理論だけではなく、実践的に学ばなければならず一長一短では身につきません。

 

まとめ

個人的な感想は就農フェアとても楽しかったです。就農体験が出来たり、普段交流しない人から話を聞け刺激になりました。また就農の実際や課題について、これまで調べていたことが経験者の話を聞くことで実際の課題なのだと裏がとれました。就農へのハードルは高いですが、これから体験を通して現実的な選択肢なのかどうなのかを判断していければと思っています。

 

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